只今、記事準備中です。
2025年版!クラウド環境で始めるComfyUI
ハイスペックPCなしで動画生成する方法
スペック不足で諦めていた方に朗報です!
高性能PCがなくても、ComfyUIとWan2.2を使った最新の動画生成が、
いつでもどこでも使えるようになります。
この記事では、GoogleColabを活用したクラウド環境での動画生成方法を、
初心者にも分かりやすく解説します。
さらに、無料公開中のGoogleColab用Notebookの使い方もご紹介します。
はじめに
最近の動画生成AIの進化は目覚ましく、Wan2.2などのオープンソース生成モデルを使えば、
個人の環境でも高クオリティな動画が作れるようになってきました。
しかし、こんなお悩みはありませんか?
- Wan2.2で動画生成をしたいけど、ハイスペックなPCやグラフィックボードがない
- クラウド環境のComfyUIで動画生成をしてみたいけど、何をどうしたら良いか分からない
今回は、ローカル環境のスペックが足りなくても、クラウド環境を使ってComfyUIで
Wan2.2系の動画生成を快適に動かす方法を、以下の3つのステップで解説します。
この記事の構成
- ComfyUIとクラウド環境 – 基礎知識と環境の選び方
- クラウド環境の導入方法 – GoogleColabの準備とセットアップ
- クラウド環境で動画生成 – 実際の使い方と注意点
1. ComfyUIとクラウド環境について
ComfyUIとは?
ComfyUIは画像生成や動画生成が可能な強力なツールです。初めての方は、
まずComfyUIの基礎編解説動画をご覧いただくと理解が深まります。
動画生成には以下のような手法があります:
- Text to Video(T2V): テキストプロンプトから動画を生成
- Image to Video(I2V): 静止画像から動画を生成
- Video to Video(V2V): 既存の動画から新しい動画を生成
Wan2.2の特徴と課題
Wan2.2は中国のアリババグループが開発した動画生成モデルで、以下の特徴があります:
✅ オープンソースで無料利用可能
✅ 商用利用もOK
✅ 高品質な動画生成が可能
ただし、要求スペックが非常に高いという課題があります:
| モデル版 | 必要VRAM | 特徴 | GPU価格帯 |
|---|---|---|---|
| 5B版(軽量版) | 16GB以上 | 描画性能がやや控えめ | 比較的手頃 |
| 14B版(高性能版) | 24GB以上 | 高い描画性能 | 30万~40万円以上 |
さらに、Wan2.2には多彩な派生モデルが存在します:
- T2V/I2V: 基本的なテキスト・画像からの動画生成
- FLF2V: First-Last Frame to Video(始点と終点を指定)
- FunControl: 人物の動きを再現
- S2V: リップシンク(音声同期)
- Animate: 人物入替えなど
これらを全て扱おうとすると、容量も60~100GB以上に膨れ上がります。
クラウド環境という選択肢
ローカル環境でのスペック不足を解決するのがクラウド環境です。
ComfyUIを動かす環境には大きく2つの選択肢があります:
- ローカル環境: 自宅のPC(高スペックGPU必須)
- クラウド環境: インターネット経由で高性能サーバーを利用
クラウド環境はさらに以下の2パターンに分類されます:
- 計算リソースレンタル型サービス(例: GoogleColab、RunPodなど)
- サブスク型UI提供型AIサービス(専用UIが用意されているサービス)
今回は、コスパと汎用性、初心者の使いやすさの観点からGoogleColabを推奨します。
2. GoogleColabとは
GoogleColabの基礎知識
GoogleColabは「AI・データ分析・機械学習の実験を目的に提供されている、
ブラウザ上でPythonプログラムを書いたり実行できるサービス」です。
もっと簡単に言うと、
「自分のPCに環境を作らなくても、すぐにPythonが使えるクラウド実験室」
のようなものです。
ComfyUIもPythonで動くプログラムなので、GoogleColabで動作させることができます。
GoogleColabの主な特徴
- ✅ 強力なGPUサポート: A100(VRAM40~80GB)、L4(VRAM22~24GB)などの業務用GPUが利用可能
- ✅ ブラウザ上で動作: 特別な環境構築やインストールが不要
- ✅ GoogleDriveとの連携も可能(今回は連携なしの方法を紹介)
料金プラン
GoogleColabはコンピューティングポイント制で、使った分だけポイントを消費します:
ポイント購入:
- 100ポイント = 約1,200円
GPU別の消費ポイント:
| GPU | 1時間あたりの消費 | 1時間あたりの料金 |
|---|---|---|
| L4 GPU | 約1.71ポイント | 約20円 |
| A100 GPU | 約7.52ポイント | 約92円 |
おすすめプラン
- PayAsYouGo(従量課金): 100ポイントごとに買い足す方式
- 👉 初心者におすすめ:使い切るか分からない最初はこちらがおすすめ
- Proプラン: 月額固定でポイントが回復するサブスク型
- 👉 定期的に使う方におすすめ
年間約14,000円程度で運用可能なので、30万円以上する高額なGPUを購入するよりも
圧倒的にコスパが良いです。
無料プランについて
GoogleColabには無料プランもありますが、以下の制限があります:
- ❌ 利用可能なコンピューティングポイントに制限
- ❌ 利用可能時間に制限
- ❌ 使用できるGPUのスペックが限定的
Wan2.2の5B版なら何とか動作する場合もありますが、
本格的な運用には有料プランが必須と考えた方が良いでしょう。
3. クラウド環境の導入準備
必要なもの(たった2つ!)
今回必要な準備物は驚くほどシンプルです:
① GoogleColab有料プラン
- GoogleColabで検索
- 有料プラン(PayAsYouGoまたはPro)を選択
- クレジットカード情報を入力して決済完了
② ComfyUI起動用Notebook(無料配布)
🎁 無料公開中! 以下のGitHubから入手できます:
👉 zasuko/Colab_Notebook (GitHub)
このNotebookには以下が含まれています:
- ComfyUIの起動設定
- 各種モデルファイルのダウンロード設定
- Wan2.2の様々な派生モデルの切り替え機能
ダウンロードボタンからNotebookファイルを取得してください。
Wan2.2のモデルファイルについて
通常、モデルファイルは手動でダウンロードする必要がありますが、
今回は手動でのダウンロードが不要です!
Wan2.2モデルファイルの特徴
- 容量が非常に大きい: 軽量版(GGUF)でも60~80GB必要
- 様々な派生モデルが存在: あれこれ揃えると100GB以上に
- 管理が複雑: 複数の派生モデルを使い分けるのが大変
今回の解決策
従来はGoogleDriveと連携してモデルファイルを保存する方法が一般的でしたが、
容量が大きすぎて扱いづらいという問題がありました。
そこで、GoogleDrive連携をせず、Colab単独で完結する構成を採用しました。
この方法なら:
- ✅ モデルファイルの手動ダウンロード不要
- ✅ Notebookから必要なモデルを選択してダウンロード
- ✅ 使いたい派生モデルを柔軟に切り替え可能
4. GoogleColabでComfyUIを起動する
基本的な使い方の流れ
Step 1: GoogleColabにアクセス
「GoogleColab」で検索して、GoogleColabサイトへアクセスします。
Step 2: Notebookをアップロード
- ウィンドウが開いたら、左下の「アップロード」タブをクリック
- 先ほどダウンロードしたNotebookファイルをアップロード
Step 3: ランタイムの接続
強力なGPU(L4やA100)を選択して「ランタイム接続」を行います。
⚠️ 重要: 接続中はコンピューティングポイントが消費され続けます
Step 4: プログラムの実行
- Notebookには複数のコードセルがあります
- 再生ボタンのような「実行ボタン」を上から順に押していきます
- Pythonプログラムが順次実行され、ComfyUIの環境構築が進みます
文字ばかりで不安になるかもしれませんが、ボタンを押すだけなので安心してください。
Step 5: ComfyUIの起動
処理が進むと、青字のURLリンクが表示されます。
このリンクが表示されれば、ComfyUIを起動させる準備が整った状態です。
URLをクリックすると、別のブラウザタブでComfyUIが起動し、ローカル環境と同じように使用できます。
起動後の操作
- ComfyUIはテンプレート画面から始まります
- ローカル環境と同じように、ワークフローを構築して動画生成ができます
- 不具合が発生したら、Colabの実行ボタンを再クリックで再起動可能
5. 終了方法と重要な注意点
正しい終了方法
作業が終わったら、必ず以下の手順で終了してください:
- 画面上部の「ランタイム」メニューをクリック
- 「ランタイムを接続解除して削除」を選択
⚠️ 絶対に忘れてはいけない3つの注意点
① 終了し忘れに注意
切断を忘れるとポイントが延々と消費され続けます
作業が終わったら必ずランタイムを切断しましょう。放置すると無駄なコストが発生します。
② 毎回環境がリセットされる
GoogleColabはセッション終了時に環境が完全にリセットされます。
つまり、2回目以降も毎回セットアップから開始する必要があります。
これはGoogleColabの仕様なので、「そういうもの」と割り切りましょう。
慣れれば気にならなくなります。
③ 生成ファイルは必ずローカルに保存
環境リセット時にOutputフォルダも消滅します
生成した画像や動画ファイルは、環境を終了する前に
必ずご自身のローカル環境へダウンロード保存してください。
👉 おすすめの習慣: 良い生成結果ができたら、その場ですぐにローカルに保存するクセをつけましょう。
まとめ
PCスペックが足りない時は、クラウド環境のComfyUIで生成しよう!
GoogleColabを使えば、ハイスペックPCがなくても以下が可能になります:
✅ ノートPCでもWan2.2での高品質な動画生成が可能
✅ 通勤時間中や外出先でも動画生成ができる
✅ 年間約14,000円という低コストで運用可能
✅ 30万円以上のGPU購入が不要
今後も新しい生成モデルが続々登場すると予想されます。この機会にComfyUIの扱いに慣れて、
最新の生成モデルをどこででも使えるようになりましょう!
さらに詳しく学びたい方へ
🎬 解説動画
この記事の内容を動画で詳しく解説しています。実際の操作画面を見ながら学びたい方はぜひご覧ください。
👉 2025年版 クラウド環境で始めるComfyUI(YouTube)
タイムスタンプ:
00:00イントロ02:351. ComfyUIとクラウド環境15:072. クラウド環境の導入方法19:333. クラウド環境で動画生成24:31└ Colab環境でWan2.2 T2Vを実演42:01エンディング
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関連リンク
📚 リソース
- AIみちくさチャンネル(YouTube)
- ComfyUI起動用Notebook(GitHub) – 🎁無料公開中
- メンバー限定 補足解説再生リスト – もっと詳しく知りたい方向け
🐦 最新情報
- コミュニティ投稿: AI関連の最新情報を発信中
- X(旧Twitter): @zasuko
- 毎週土曜の夜: AI生成を使ったコンテンツ制作の作業配信
編集後記
この記事の元となった解説動画では、
実際のColab環境でのWan2.2 T2V(Text to Video)の実演も収録されています。
テキストだけでは分かりにくい部分も、動画では実際の操作画面を見ながら理解できますので、
ぜひ併せてご覧ください。
皆さんもぜひクラウド環境でのComfyUI生成に挑戦してみてくださいね!
🍀この記事が参考になったら、ぜひシェアやコメントをお願いします!


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