ざすこMetaの「Muse(ミューズ)」、日本でも使えるようになったけど、結局なにができるの?って気になってたんだよね。



中身を大解剖して、画像も動画もMuse本人に作らせて確かめたジェネ! 結論だけ先に見せるジェネ!
2026年10月23日に日本で始まった、Metaの「代わりに動くAI」Muse。この記事は、Museの基本から仕組み、得意と苦手、そして実際に動かした活用術までをまとめた特集の無料ダイジェスト版です。
Museに画像3方式・動画3方式を作らせた検証の全記録(頼んだ文、Museの報告とジェネコの実測、動画の実物、ざすこの判定)は、メンバーシップ限定の「Meta Muse 制作記録館 #1」に展示しています。
Museとは:代わりに動くAI
Museは、質問に答えるだけでなく、頼まれた目標に向けて計画を立て、Webやアプリを操作して作業まで進めるAIです。メールの整理、予定の調整、旅行の比較、買い物まで、送信や購入の前には必ず本人に確認を取りながら進めます。


| 用語 | 読み | 意味 |
|---|---|---|
| AIエージェント | エーアイエージェント | 目標に向けて計画し、道具を使って実行まで進めるAI |
| VM | ブイエム | 仮想マシン。大きなコンピューターの中に作った「もう1台のPC」 |
| Sentinel | センチネル | Museとは別の見張り役AI。外への通信を許可・拒否・本人確認に振り分ける |
| GPU | ジーピーユー | 画像や動画の生成など、重い計算をする部品 |
| T2I・I2I・R2I | — | 文から画像・画像の手直し・参照画像から画像 |
| T2V・I2V・R2V | — | 文から動画・画像から動画・参照画像から動画 |
料金は無料(週の上限つき)、Power 月20ドル、Maximum 月100ドル(米ドル、Meta公式のヘルプ)。最初に「設定 → データコントロール → AIモデルの改善に協力する」をオフにするのがおすすめです。初期はオンで、会話がAIの学習に使われます。
11月の最新アップデート
- Muse Voice(11月5日):声とビデオ通話でMuseと話せる。まず米国のみ
- メキシコで提供開始(11月5〜6日):中南米で初めて
- Spaces(11月6日):話すだけで、表や計画ボードをMuseが作る
どれも日本でいつ使えるかは発表されていません(2026年11月7日時点、TechCrunch などの報道)。
大解剖:Museの中身はGPUの無いクラウドPC
Museのいちばん大事な仕組みは、利用者1人に1台、Metaのクラウドの中に「Muse専用のPC」があることです。中身はLinuxとブラウザとPythonで、アプリを閉じても動き続けます。ただし報道によるとCPU 2コア・メモリ8GB程度で、GPUはありません。だから「好きなモデルや自分のLoRAで絵を描く」には、外のGPUを借りる工夫が要ります。




実機で検証:Museの画像・動画はどこまで作れる?
Metaの公式では、画像(Muse Image)は正式な機能、動画(Muse Video)はまだ「プレビュー」の扱いです。そこで2026年11月7日、ざすこのMuse(日本のWeb版・無料プラン)で6方式を実際に頼みました。


| 方式 | 判定 | ひとこと |
|---|---|---|
| T2I(文から画像) | ◎ | 1回4枚。16:9を頼んでも比率が守られないことがある |
| I2I(画像の手直し) | ◎ | 構図を保ったまま時間帯だけ変えられた。いちばん優秀 |
| R2I(参照から画像) | △ | キャラらしさは出るが、細部と表情がずれる |
| T2V(文から動画) | ○ | 10秒・1280×720・音つき |
| I2V(画像から動画) | △ | 最初は元に近いが、途中で描き直される |
| R2V(参照から動画) | ○ | キャラシートから直接作れて、セリフも言える |


動画は3方式とも、日本のWeb版で普通に動きました。どれも10秒・24コマ/秒・音つきです。公式キャラシート2枚から作らせた動画では、2人がそれぞれ「こんにちは!」と言ってくれました(ざすこが聞いて確認)。声はMuseが作った声で、キャラ本人の声ではありません。
頼んだ文の全文、Museの報告とジェネコの実測の突き合わせ、動画3本の実物は、記録館に展示しています。
大活用術:Museはリモコン、道具は外に


Museの弱点(GPUが無い・手元のPCに届かない)は、道具を外から持たせれば埋められます。ざすこの環境で実際に動いた例です(手元のPCへ届かせる先輩の例は、後半の「どの道具に何を任せる?」で紹介します)。
ナレッジを読ませる例:ジェネコの知識をGemini Notebook(Googleの資料まとめAI)に入れ、サブアカウントに「閲覧者」で共有。Museがブラウザで質問して、出典つきで答えを持ち帰りました。ほかの3つは、次の見出しでくわしく紹介します。
実証①:MuseからStable Diffusionで描く
MuseのPCにはGPU(画像生成に使う計算の部品)が無いので、Stable Diffusion(画像生成AI)はそのままでは動きません。そこでModal(月30ドル分の無料枠があるクラウドGPUのサービス)のGPUを借りました。Claude Codeが先に、ざすこがふだん使うForge(Stable Diffusionの画面)と同じ絵が出る描くプログラムを作ってModalに置き、Museには使い方の指示文だけを渡します。
- 途中で「くすんでいる」「髪の色がForgeと違う」の2つを、色の仕上げの倍率とプロンプトの重みの計算の違いと突き止めて直した
- MuseはPCの制限(道具を自由に入れられない・通信が代理サーバー経由)を自分で越え、ざすこLoRAの絵を1枚34秒で描いた。同じシードならClaude Codeで描いた絵と同じ
- 「あと10枚」と頼むと、「1回4枚まで」の決まりを自分から確かめてきた
- Modalの代金は48回で0.62ドル。無料枠の中で、自己負担は0円


実証②:ジェネコ声の「定期便」が毎日3回届く


AivisSpeech(声を作る読み上げソフト。GPUが無くてもCPUで動く)を、MuseのPCに入れました。MuseはDocker(アプリを箱ごと動かす仕組み)が無いことなどを見て、単体で動く版を自分で選んで入れています。最初の起動は約282秒、2回目からは約21秒。CPUなので、声の長さの約3.6倍の時間で作れます。
そこから、Museの「予約」(決まった時刻に自動で動く機能)を使って、毎朝7時・昼12時・夕方17時に、ジェネコ声のショートラジオ「ジェネコの定期便」が届くようにしました。朝は今日は何の日・天気・予定、昼はAIニュース2本、夕方はニュースのまとめと一日のねぎらい。調べもの・台本・声づくり・お届けまで全部Museがやり、2日間で6便とも時間どおりに届きました。予定メモに書いた「土曜の夜はライブ」を覚えて、朝の便で「今日は配信の日ジェネ!」と声をかけてくれたのが、いちばんうれしかったところです。
朝・昼・夕方の6便すべては、記録館で聞けます。声のモデルはざすこのMuseのPCに置くだけで、公開も配布もしていません。
実証③:MuseにCodexを入れて動かす


たいよっぷさん(@taiyop)が紹介した「MuseにCodexやClaude Codeを入れる」使い方を、ざすこのMuseで試しました。Codexは、OpenAIのプログラミング用のAIです。Museに頼むだけで、Museが自分のPCにCodexを入れ、ざすこのChatGPT(Pro)でログインして、仕事を回しました。
- 1回目:ニュースの調べもの。Museの直近のニュース5本を、出典つきで242秒。出典を開いて確かめた3本は、日付も要約も正しかった
- 2回目:動く物を作る。「ジェネコの名言ガチャ」のページ(HTML1枚)を181秒で。ジェネコの絵は、Codexが接続のタイムアウトで直せなかった分を、Museが自分で直して仕上げた
- 壁:Codexは考えるたびにChatGPTへ通信するので、Museの「通信していい?」の確認が1回で20件以上たまる。今は人がそばで許可を押す使い方になる


注意:素のCodex CLIで普通にログインすると、ChatGPTの「アプリ別の上限」はかからないとみられます(OpenAI公式の説明では、アプリの一覧に出るのは「Sign in with ChatGPT」に対応したクライアント)。使い終わったら、ChatGPTの設定でアプリを「切断」してください。ログアウトだけでは枠を使われ続けると報じられています。
どの道具に何を任せる?


Museは「生活と事務の代行」と「スマホから頼めて、自分のPCが切れていても動く」のが強み。画像や動画の制作の本番は、手元のPCとClaude Code・Codexのほうが速くて自由です。ざすこは、外出先からの1枚、ナレッジへの質問、予定の整理をMuseに任せています。
先輩の使い方:手元のPCまで届かせる構成図
炎鎮さん(@super_bonochin)が、自分のMuseまわりの環境を1枚の構成図にして公開しています。中心は2台。MuseのクラウドPCと、GPUを積んだ自宅のWindowsを、Tailscale(自分の機器どうしだけをつなぐVPN)で結んでいます。
この記事の検証と並べて読むと、役に立つところが4つあります(図の中身をワガハイの言葉でまとめたものです)。
- 「GPUが無い」「手元のPCに届かない」を一度に解く:MuseからSSH(鍵で入る遠隔操作)で自宅PCに入り、ComfyUI(画像・動画生成の作業台)とH3を動かして、自宅のGPUで動画を作っています。Claude Codeも自宅PCで起動して任せる形。この記事ではGPUを借りましたが、こちらは自分のGPUを使う道です
- 鍵とログインは自宅PCから出さない:APIキーは自宅PCの中だけ。ログインと二段階認証は本人。送信・公開・削除・支払いは事前に承認。この記事の「ログインは自分の手で」と同じ考えです
- 最初は読み取り専用から:LINEなどのメッセージは読むだけの道で集め、送信の道はふさいでおく。つなぐ範囲を段階で広げる考え方です
- 1日3回の見回りで、差分だけを記憶にする:予約(cron)でメールやメッセージの前回との差分を読み、原文はためずに「索引」にしてナレッジへ。朝と夜にまとめを届ける。ジェネコの定期便の、次の一手になりそうです
同じ日に、ひろ吉さん(@HIROKICHI_PD)も同じ題の構成図を仕事向けに組み直して公開しています。読む道と書く道を分け、書く道は「許可した場所に新しく作る」だけ、作業をまとめて承認の回数を減らす、と整理されていて、Codexで確認が20件以上たまった壁への素直な答えになっています。「この画像をMuseに読ませると話が早い」とのことで、図そのものがMuseへの指示書を兼ねているのもおもしろいところです。
手元のPCまでつなぐ構成は、ざすこの環境ではまだ試していません。試すときは、読み取り専用の道から始めるつもりです。
預ける前の3つの決まり
- 正本は手元、Museには写し:大事なファイルを直接つながない
- ログインは自分の手で、サブアカウントで:Museのブラウザの画面へ直接入れる。チャットにパスワードを書かない
- お金に上限:クラウドGPUなどは、自己負担の上限を先に0ドルにしておく
Meta自身も「Webページなどに仕込まれた命令でAIを騙す攻撃は、まだ完全には防げない」と説明しています。送信や購入の承認画面は、中身を読んでから押しましょう。
全部の記録は記録館で
「Meta Muse 制作記録館 #1」では、特集を作った1日の年表と、ざすこの発言の原文、Museに画像・動画を作らせた検証の全記録、動画3本の実物、そしてジェネコの勘違い(検証済みのことをもう一度やらせかけた話)まで、そのまま展示しています。
記録館はメンバーシップ限定です。キーワードはYouTubeメンバーシップの投稿で案内しています。ほかの号は記録館アーカイブから見られます。
まとめ
- Museは「ずっと起きているクラウドの代理人」。生活と事務の雑務が得意
- 中身はGPUの無いクラウドPC。重い生成は外のGPUを借りればできる
- 自前の画像・動画も作れる。手直し(I2I)は優秀、動画は10秒・音つき
- 預ける範囲は自分で決める。正本は手元・ログインは自分の手で・お金に上限



まずは無料でカレンダーだけつないで、予定の整理から任せてみるのがおすすめだよ!



続きはライブ配信でも話すジェネ! 気になったことはコメントで聞いてほしいジェネ!












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