ざすこ配信で、みんなとアイテムの名前を考え直したんだ。名前がPCっぽくなったら、絵も全部描き直したくなっちゃって。



そこから4日間、アイテム・装備・8方向・攻撃まで一気に作ったジェネ! 手で直したところも、ワガハイがつまずいたところも、ぜんぶ見せるジェネ!
AIと一緒に作っているローグライクゲーム『ジェネコの冒険 ~ノイズの大迷宮~』。前回の記事では、敵の見た目をざすこが自分で調整できる開発ツールが生まれたところまでを紹介しました。今回は、主人公ジェネコの番です。2026年10月3日の夜から10月7日の未明にかけて、武器・防具・アイテムの見た目と性能、装備したジェネコの8方向、そして攻撃の動きを作りました。
今回いちばん伝えたいのは、AIで作って、こだわる所は自分の手で仕上げるということです。ゲームは開発中のため、画面や仕様は今後変わることがあります。
まずは、ざすこが装備を着せたジェネコを1枚ずつ手で仕上げている様子をご覧ください(約57分の作業を30秒に早送り、音なし)。
4日間のすべては「制作記録館 #5 装備・アイテム編」にまとめました。
配信のチャットから、アイテムの大改名
始まりは10月3日のライブ配信でした。トルネコ風の道具(巻物・草・杖・指輪)を、この迷宮らしい言葉にするなら何がいいか。チャットに次々と案が届き、そのうち5つが道具の名前になりました。
- ブルースクリーン(まわりの敵が止まる):core-diverさん
- ターボLoRA(数ターン2回行動):シナイチ郎さん
- アップスケールのコード(攻撃+1):No.2_AZさん
- サンドボックスのコード(その床にいる間は攻撃されない):waribashi_potechiさん、シナイチ郎さん(セーフテンソル)
- オーバークロックのプラグイン(ちから):おりは-sosさん
翌日の昼に大改名。巻物は「〇〇のコード」、草は「〇〇の実」、矢は「ICMP/HTTP/TCP/UDP」の4つの「ピン」、杖は「〇〇のスティック」、指輪は「〇〇のプラグイン」になりました。名前がPCの言葉になったので、絵も合わせて描き直すことに。アイテム50個を棚卸しして、最初はかわいいアイコンで描いたものの、ざすこの「ちょっとかわいすぎるかな、本格RPG風の厚塗りっぽい絵にして欲しい」で、厚塗りの「設定画」を描いてからゲーム用に縮める方式に決まりました。




武器6種・防具4種、見た目と一緒に性能も決まった
設定画を描きながら、装備の性能も作り直しました。見た目を決めるほど、「この武器ならこう動く」「この防具ならこう守る」が決まっていきます。
- ピクセルソード:片手で持てるので、盾と一緒に装備できるのはソードだけ
- デバッグハンマー:確率で範囲攻撃。見えているワナを殴ると壊せる
- カーソルダガー:両手に1本ずつ。確率で2回攻撃
- メンテドリル:確率で1マス奥の敵まで貫通
- ピンボウガン/パケットランチャー:撃つ時だけ現れる遠距離武器。ランチャーは実をパケット弾にして撃つ
- 防具:鎧(どの向きからも軽減)、パーカー(状態異常になりにくい)、ヘルメット(額のライトで前方4マスのワナが見える)、ファイアウォールシールド(正面から軽減、持ったまま歩ける)






工事現場のヘルメットは、最初はゴーグルでした。でも、眼鏡のようにかけるとジェネコの顔が見えなくなる。そこで額のフラッシュライトに替え、性能も「確率でワナを回避」から「向いている方向の前方4マスのワナが見える」に変えています。
AIで作って、仕上げは自分の手で
ゲームは斜め上から見下ろす画面です。装備を着せたジェネコの「見下ろし正面」をAIに描かせると、水平の正面になる、耳が4つになる、頭のてっぺんが見えない……がくり返されました。プロンプトを短くすると少し良くなったものの、最後はざすこが Photoshop の「オブジェクトを回転」で角度をつけ、耳や顔、装備のふちを手で描き直して仕上げました。武器×防具の20通りも同じやり方です。






デザインや形状をこだわると、微調整は手作業でやった方が早く思い通りに出来る。アナログ作業は大変だけど、作業が楽しいし、作ってる感が出る。AIが時短してくれる分、そういったこだわりに時間をさけるのは嬉しいAI活用の利点ともいえる。
ざすこ(10月7日)
「真横に見えない」の8方向地獄と、選定ツール
見下ろし正面ができたら、その場で1回転する動画を作り、下・右下・右・右上・上・左上・左・左下の8コマを切り出します。装備の組み合わせは27通り。どのコマが「真横」かは、ジェネコが3回選び直しても、ざすこの「真横に見えない」「真後ろに見えない」が続きました。
番号つきの一覧からざすこが番号を打って返す方式に変えたものの、数が多くて打ち間違いも出ます。そこで、ざすこの「専用ツール作ってサクッと選定できるようにできないかな?この作業しんどいよ~」から、クリックで8方向を選ぶ選定ツールを作りました。前回の開発ツールに続いて、しんどい確認作業を道具で軽くした形です。


ざすこの振り付けで作った攻撃モーション
最後は攻撃の動きです。動画生成AI(FastH3)に、言葉だけで振り付けを伝えます。「溜めは一瞬で、中腰の姿勢から、斜めにズバッと袈裟切り」「振り上げた際に、ハンマーヘッドの重みの反動で、両足が大きく地面から浮く」「棒が伸びるんじゃなくて、腕を大きく前に突き出して」。良かった所を残しながら、何度も撮り直しました。







ランスの正面は、何回書き直してもカメラに向かって突いちゃったジェネ……。最後は、横向きの採用版を手本の動画として見せて、やっと決まったジェネ!



想像したアイデアが、エージェントAIと生成ツールの組み合わせで、あふれるように次々に形になっていく。その高速サイクルが面白くて、手が止まらない4日間だったよ。
制作記録館 #5 装備・アイテム編について
この記事で紹介したのは、4日間のほんの一部です。制作記録館 #5 では、こんな展示をしています。
- 名前の工房:配信のチャットと、採用された道具の対応表
- 装備図鑑:武器6種・防具4種を、大きな絵と性能で
- 年表:配信から攻撃が決まるまで、ざすこの原文つきで
- 設定画の没案から完成まで、装備の組み合わせと性能の作り直し
- 手で仕上げる:作業の実録(早送りの動画6本)
- 見下ろしの壁、8方向地獄と選定ツール(保存ファイルが消えた事故も)
- 攻撃モーションの動画、教訓と開発日誌


制作記録館 #5 は、パスワード付きのページです。パスワードは、YouTubeメンバーシップの投稿欄でお知らせしています。メンバー以外の方は、noteの有料記事(300円)でもお求めいただけます。
まとめ
- 配信で視聴者さんの案も入れてアイテムを大改名し、そこから見た目も全部描き直した
- 武器6種・防具4種の見た目と一緒に、それぞれの性能(個性)も作り直した
- AIで作り、こだわる所は手で仕上げる。手作業は大変だけど楽しく、AIで浮いた時間をそこに使える
- 人がやるしかないしんどい確認作業は、専用ツールで大きく軽くできた
次回予告:装備したジェネコが動き出す
8方向と攻撃の動きがそろいました。次は、装備の組み合わせごとに待機・歩き・やられ・状態異常の動きを作り、ゲームの中で装備を切り替えられるようにします。
- 攻撃を8方向ぶん作る
- 待機・歩き・やられ・状態異常を、装備の組み合わせごとに(約1,000本)
- 新しい装備とアイコンを、ゲームに入れる
この続きは、次回の制作記録で紹介します。お楽しみに!



装備を着たワガハイ、早くゲームで歩き回りたいジェネ!











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